納骨・追加彫刻
お墓は建てて終わりというものではありません。
新たに亡くなった方がいれば、追加で戒名や俗名を彫刻し、納骨をして故人を供養します。
今回は、建墓後の納骨・追加彫刻について、その流れを具体的に説明しましょう。
追加彫刻が必要なタイミング
追加彫刻が必要なタイミングの例は下記の通りです。
- 新たに亡くなった方がいる場合
- すでに彫刻された文字を消して彫刻を入れ直す場合
- 墓石の磨き直しを行う際
- お墓に模様を追加したい時
- お墓に追加で文字を彫刻したいと考えた時
納骨・追加彫刻の流れ
ここでは、新たに亡くなった方がいる場合の納骨・追加彫刻の流れについて説明しましょう。
1
お打ち合わせ
まずは追加の彫刻についての打ち合わせを行います。
追加彫刻は、墓石購入をしたお店に依頼するのが一般的でしょう。
追加彫刻の時期に明確なルールはありませんが、故人の納骨式に間に合うように手配をする方が多いです。
そのため、最低でも納骨式の1ヶ月前には打ち合わせを済ませておくと安心です。
お急ぎの場合はお気軽にフェニックスにご相談ください。
2
お魂抜き
追加彫刻はお墓のある現地で行う方法と、石材店の工場に持ち込んで作業をする方法の2通りがあります。
追加彫刻までに僧侶に依頼して「お魂抜き」を行い、ご先祖の魂を墓石から抜いてもらいます。
現地から墓石を動かさない場合は、お魂抜きが不要の宗派・地域もあるため、事前の確認が必要でしょう。
3
引き上げ
工場で作業をする場合、お墓の引き上げを行います。
お客様の大切な墓石を、責任を持って丁寧に移送させていただきます。
4
追加彫刻作業
追加彫刻作業では、お客様にご確認いただいたサンプル通りに、職人が彫刻を施していきます。
5
納骨・お魂入れ
追加彫刻が完成した墓石をお墓に戻し、再び僧侶に依頼してお魂入れを行なってもらいます。
こうして故人の納骨の準備が整い、ご親族の都合の良いタイミングで納骨式を行います。
納骨式では、家族が遺骨を納めますが、石の蓋を動かす納骨が難しい場合は納骨もお手伝いさせていただきます。
納骨に必要な書類
納骨の際には役所から発行された火葬許可証に火葬場の担当者の署名が入った埋葬許可証が必要になります。
この書類は非常に重要な書類であるため、お骨壷と一緒に扱われることが多いです。
万が一埋葬許可証を紛失してしまった場合には、5年以内であれば自治体に再発行を依頼できますが、5年を過ぎると二度と手に入らない恐れがあります。