供養には、お墓を建てて先祖や故人のために行う供養の他にも種類があります。
ここでは、供養の方法について紹介します。
お墓の基礎知識
まずはお墓に関する基本的な知識をまとめました。
お墓の各名称
お墓はいくつものパーツで構成されています。それぞれの名称を知れば、墓石購入時にスムーズに話を進められるようになるでしょう。
- カロート
- 遺骨を納める場所を指しており、地上・地下の2パターンがあります。
- 芝台
- お墓の土台となる石で、下台と呼ばれる場合もあります。
- 中台
- 台石の真ん中にある石です。
- 上台
- 台石の一番上に位置する石のことで、家紋や家名が刻まれる部分です。
亀のお腹のような滑らかな勾配をつけた「亀腹加工」や、傾斜のある「水垂加工」などが施されることもあります。
- 竿石
- 死者や先祖の魂が込められる部分であり、竿石の大きさによってお墓全体の大きさが決まります。
お墓の顔部分であると言って良いでしょう。
竿石には、家名や建立年月日・戒名などが彫刻されます。
お墓にかかる費用
お墓を建てる際には、墓石代と墓地代がかかります。
一般的な墓石代は60万円〜200万円、墓地代は35万円〜130万円がその平均で、合計すると建墓に必要な費用は100万円〜350万円になる計算です。
もちろんこれは相場であり、ご予算に合わせたご提案も可能です。
一般的な墓石代は60万円〜200万円、墓地代は35万円〜130万円がその平均で、合計すると建墓に必要な費用は100万円〜350万円になる計算です。
もちろんこれは相場であり、ご予算に合わせたご提案も可能です。
供養方法の違い
- 継承墓
- 墓を建てて一族で引き継いでいき、故人の骨を納骨して供養する方法です。
最も一般的な供養の方法だと言えます。
- 樹木葬
- 埋められた遺骨は時間をかけて自然に還っていく、自然葬の一種です。お墓を建てずに樹木を植え、その根本に遺骨を埋めて供養します。樹木葬は一つの木に1人の遺骨を植える個別葬と、複数の人の骨を一緒に埋める合葬に分かれます。
- 散骨
- 散骨では、骨を粉末状にして特定の場所に撒きます。日本では珍しい供養の方法ですが、海外では一般的な供養の方法とされている国もあります。
- 手元供養
- 自分の手で遺骨を供養する方法です。個人をいつまでも近くに感じていたいという方におすすめで、建墓費用なども抑えられます。
- 納骨堂
- 納骨堂には仏壇式・機械式・ロッカー式などの種類があり、このような施設に遺骨を預けて供養を行います。一箇所に多くの遺骨を納骨できるため、広大な敷地が必要なく、首都圏などで人気の高まっている供養の方法です。
- 永代供養
- 永代供養を行っている霊園や寺院に、管理・供養を代行してもらう方法です。
永代供養にも個別の納骨と合葬の2種類があります。お墓の管理の負担を子供や孫に負わせたくないと考えている方におすすめです。